七五三の髪飾りをハンドメイドしてみましょう!

子供の健やかな成長を願う日本の伝統イベントに七五三があります。和装や礼装で神社にお参りをすることが多いです。和装のお子様には素敵な髪飾りをハンドメイドしてみてはいかがですか?

今回は、「アボガド食べたいチャンネル」さんの動画は、和装の女の子にぴったりの髪飾りの作成動画をご紹介しました。

最近は、和装でも造花などで作った洋風な髪飾りを使う人もいますが、やはり和装ではつまみ細工の髪飾りが素敵に見えますよね。ぜひ、この動画を参考につまみ細工の髪飾りに挑戦してみませんか。

今回は、知っているようで知らない七五三の由来と、今回の動画で使われている基本のつまみについてまとめたいと思います。

知っているようで知らない七五三

昔は今よりも子供たちが病気になり、小さいうちに亡くなることもありました。子供の健やかな成長を願い、3歳、5歳、7歳と何度も節目として神に感謝し、健やかな健康を願う行事が行われたようです。

それぞれの地域により独自の発展をした場合もありますが、多くの場合、下記儀式が元となったと言われています。

年齢対象儀式の名儀式の内容
3歳男の子
女の子
髪置きの儀長寿を願い、頭に白髪や白糸を置いたと言われます。
5歳男の子袴着の儀天下取りの意味を表す碁盤の上に吉方を向いて立ち、縁起のいい左足から袴をはいたり、碁盤の上から飛び降りる儀式が行われたりします。
7歳女の子帯解きの儀女の子がそれまで着物を紐で結んでいたのを、正式に帯を使うことで大人として認められるようになる儀式です。

ハンドメイドで髪飾りを作る場合、次のことを考慮するといいですね。

🌸女の子は3歳と7歳と年の差があります。どちら向けに作るのか大きさ・長さを考えましょう。両用するものであれば、パーツを増やし、増減できるタイプにするといいですね。

🌸3歳の儀式が「髪置きの儀」ということで、白い組みひもなど少し白いパーツを利用するといいですね。

🌸7歳の儀式が「帯解きの儀」ということで、帯の色合いも入れた髪飾りにするのもいいですね。

🌸3歳の女の子は毛量が少なく、サラサラの場合が多いです。留めやすいようにパッチンピンを利用するなどの工夫をしましょう。

🌸大きい飾りを左側に付けることが多いです。左側に付けたとき、前からの写真が美しくなるように仕上げましょう。

🌸着物が手元にある場合は、着物の色と合わせましょう。

🌸七五三に使うだけでいいのか、夏の浴衣などと併用したいのか等も考えて作りましょう。

七五三のお参り日はいつ?

七五三のお参りは、11月15日とされていますがこの日は神社が大変混むため、前後1~2か月の間にお参りをすることが多いです。

秋は紅葉が奇麗なので、神社の紅葉に合わせてお参りすると紅葉の入った記念写真をとることもできますね。神社のご都合を電話等でお伺いし、予約を取って向かうといいですよ。

ハンドメイドでプレゼントや販売される場合、1~2か月前にお参りが始まることを考えると、夏までには作品を作り上げたいですね。

つまみ細工の基本

今回の動画の作品には、基本のつまみ方がよくわかります。どのようなつまみが行われているか見てみましょう。

☆コーム 
ピンクと白のお花(二重丸つまみ)
ピンクのお花(丸つまみ)
白いお花(二重丸つまみ)
蕾(裏丸つまみ)
葉っぱ(剣ひだつまみ)

☆さがり(丸つまみ)

☆ピン
ピンクのお花(二重丸つまみ)
蕾(裏丸つまみ)
葉っぱ(剣ひだつまみ)

この動画に出てくるつまみは、基本とされているものが多いのでとてもわかりやすいです。「丸つまみ」「剣ひだつまみ」などと入力すると、解説や動画がたくさん見つかります。基本のつまみ方を覚えて、子供さんへまたはプレゼント用・販売用に七五三用の髪飾りを作ってみませんか。

日本髪用のパーツ

もし、七五三のお参りで髪型を「日本髪」にしたい!というときは、次のようなパーツを考える必要があります。

  • 前髪を押さえるために使う「前櫛」
  • 前髪の根本あたりに、やわらかいふんわりとした紐を結ぶ「ちんころ」
  • 右側の髪を膨らませた位置に付ける「ビラかんざし」
  • 左側の髪を膨らませた位置に付ける「ぶら下がりかんざし」
  • 後頭部の上のふくらみと下のふくらみの間に、やわらかいふんわりとした紐を結ぶ「かのこ」

日本髪にしたい場合は、美容室で日本髪を結ってもらえるか、用意するパーツはどこまで必要かなど相談するといいですね。7歳はお姉さんになったのだから、1度くらいは日本髪を!というご家族もみえると思います。

素敵な七五三に向けて準備するのもわくわくしますね。♪ハンドメイドでも、購入でも選ぶのがとても楽しそうです。