ハンドメイドのランプシェード
「ハンドメイドDIY」さんのとても素敵な桜のランプシェード制作動画です。和紙の作品のようなやわらかな雰囲気ですね。ネットで「障子紙のランプシェード」や「和紙のランプシェード」と検索をするとたくさんの作品を見ることができます。自分のアイディアで好きな柄のランプシェードを作成してみませんか?
この動画では、100均の材料で作った作品を紹介してみえます。とてもお値打ちにこんな素敵な作品を作ることができるのですね。今回は、障子紙を使ったランプシェードを作るときのコツやアイディア、注意する点をまとめたいと思います。
紙素材
簡単にハンドメイドランプを作るときには、習字紙や障子紙が大活躍です。和紙も素敵ですが、その厚さやボンドとの相性など、素材を探すのが結構大変になる可能性があります。本格的な作品を作りたい方は和紙にチャレンジもよいですが、簡単に作成してみたい方には、習字紙や障子紙がおすすめです。
障子紙は、最近は「破れないタイプ」として、ビニール系の素材でできているものがありますが、この作品づくりでは、そういう特殊加工してあるものは避けておきましょう。
そして、紙素材の加工の仕方は、手でちぎりましょう。手でちぎることで、直線ではない自然な切り口や形となり、また、切り口の毛羽立った感じも生まれます。ランプシェードでは、この自然な風合いがとても大切となります。
習字紙や障子紙は薄いので、作業がしやすいですが、強度を出すために貼り付けでは、二重に重ねる必要があります。
土台とする素材
土台の条件には、ボンドやのりがついても大丈夫なもの、作品完成後に外すことができるものという2つがあります。特に、風船がよく利用されていますが、今回の動画では100均のビニールボールが利用されています。それぞれの長所と短所をまとめました。
※風船を利用する場合
風船は値段が安く好きな大きさにすることができるという長所があります。一方で、制作途中で割れてしまう可能性がある、完全な丸型ではなく、細長い丸型になりやすいなどの短所もあります。
※ビニールボールを利用する場合
ビニールボールは、形が完全な円形で製作でき、1つのボールで何度でも作品をつくることができる(空気を抜けるタイプのビニールボール使用時)という長所があります。一方で、値段が風船より高い、空気を抜く作業が風船より大変、大きさを変えることはできないという短所があります。
どちらも一長一短があるので、お好みに合わせて使い分けましょう。また、ランプの形によっては、他のものを土台にすることももちろんできます。身近なもので、ランプシェードの形に合うものを探してみるのもいいですね。
接着剤
ハンドメイドランプシェードの作成では、紙の接着材として、木工用ボンドが使われることが多いようです。木工用ボンドを同量程度の水で薄めて利用されることが多いです。
木工用ボンドは、乾くと透明になること、強度が出ることなどで利用されているようです。木工用ボンドを塗るために、ハケや筆を用意しておきましょう。
ボンドだけでなく、でんぷんのりを入れて作品を作る人もいます。濃度や混ぜる量は、紙の材質にもよりますので、試してみて最適なものを探すことが大切です。
また、作品の土台を外す前に十分に乾燥させることを忘れないでください。
飾り
上の動画では、素敵な桜の模様を作られていました。桜のフリー素材をプリンターで印刷し、それを切り抜いて利用されていたようです。桜模様に大小をつくること、花びらだけの素材も利用することなど、大変素敵に仕上げられています。
同様に、家庭用プリンターで模様や素材を印刷するとき、家庭用プリンターのインクの種類に注意が必要です。インクジェットプリンタで印刷された印刷物は水に弱く、にじんでしまいます。レーザープリンタのものは大丈夫でしょう。ご家庭で印刷する場合、接着材でにじむことがないかテストしてくださいね。もし、にじんでしまった場合、今はコンビニで安くコピーできるので、コンビニ(レーザープリンタ)でコピーしてきましょう♪
飾りのアイディアとして他に、お花がみを利用する(お花がみはカラフルで薄いので、光を通す作品に会います)、千代紙を利用する、レースなどを入れてみる、タコ糸を巻いてみる、押し花を使うなど様々なものがあります。独自のアイディアで素敵なランプシェードができるといいですね。
ライト
ここは、大変重要なポイントです。
作品完成後、必ずLEDライトを利用してください。電球を利用した場合、熱くなったり、火災の原因になる危険があります!
電球とLEDライトは発熱量がとても異なります。電球は大変熱くなり、燃えやすい紙の近くで使用するのは大変危険です。必ずLEDライトを選んでください。